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News Release
28.Mar.2025

ヘラルボニー初の飲食店、Cafe&Dining&Bar「無題」が岩手県盛岡市の旗艦店内にオープン

カフェメニューは岩手県出身の陶磁器デザイナーのオリジナル食器で提供

ヘラルボニーは2025年3月29日(土)岩手県のカワトク百貨店1階に『HERALBONY ISAI PARK』(以下:ISAI PARK)をオープンいたします。ショップ、ギャラリーに加えカフェが併設されており飲食店の運営はヘラルボニーとして初めての試みです。

▼Cafe&Dining&Bar (カフェ&ダイニング&バー)「無題」について

カフェの名前はCafe&Dining&Bar (カフェ&ダイニング&バー)「無題」です。ヘラルボニーの契約作家の多くは外部の価値観や社会的な「意味付け」に囚われず、自分の内面や感覚をそのままキャンバスや造形に表現します。タイトルを「無題」とすることは、言葉では捉えきれない感性や想いが作品に宿る場合、むしろ言語によって制限しないための選択とも考えました。

メニューについて

HERALBONY初の飲食店、Cafe & Dining & Bar「無題」は、岩手県産の若鶏と岩泉ヨーグルトを使用したバターチキンカレーをはじめ、ホットサンドなどのお食事をご用意しています。そのほかにも「コーヒーの仕事を通じて世界を変えている20人」に日本人で唯一選出された盛岡市のロースターカフェ「Nagasawa COFFEE」監修によるHERALBONYオリジナルブレンドを使用したコーヒー・ラテなどのメニューをお楽しみいただけます。

※3月29日現在、カフェの予約は承っておりません。予約開始などカフェの最新情報は随時発表してまいります。混雑時にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承ください。

バターチキンカレープレート(岩手県産若鶏・岩泉ヨーグルト使用) 価格:1,400円/税込

ホットサンド ハムチーズたまごプレート(岩手県産卵を使用)価格:1,300円/税込

▼HERALBONY Cafe&Dining&Bar「無題」の監修シェフに「藤田承紀」氏が就任

ISAI PARKが目指す「障害がある人もない人も、たくさんの人が行き交い、くつろぐことができる空間」の実現のため、藤田氏にカフェメニューの監修シェフとして就任いただきました。

藤田承紀(ふじた よしき)氏

イタリアでの修行後、野菜作りをしながら料理家として活動を開始。三年間、アメリカ大使館内で菜園管理人を務める。2017年に福祉レストラン「らんどね空と海」を立ち上げ、2020年末までシェフを務める。2021年より仙台に移住し、「農と手仕事」を軸にした生活を開始。dancyu、ELLEatabeleといった雑誌やテレビなど、メディア取材実績も多数。2024年には千葉県の福祉施設「cafe symbiose」を立ち上げ、料理の総監修を行っている。福祉や障害がある方々との共生をテーマに活動する中、ヘラルボニーの目指す未来に共感しISAI PARK内のCafe&Dining&Bar「無題」にて料理監修シェフに就任。

  • 藤田承紀氏からのコメント

ヘラルボニーの哲学である「障害は欠落ではなく、可能性や異彩である」という考えに共感してきました。今回は監修シェフというチームの一員として、ヘラルボニーの哲学をともに広げることができることを嬉しく思っています。今から10年ほど前。妻がヴィーガンだったことがきっかけで「食卓を囲む人が同じものを食べられるようになれば」という思いが強くなりました。それ以降、ヴィーガン、アレルギー、障害を超えて、みんなが一つのテーブルを囲める光景をつくることを目指しています。加えて、ただ「食べられる(CAN)」ではなく「食べたくなる(WANT)」が掻き立てられるメニューを追求してきました。それを踏まえ、今回は多種多様な嗜好に対応できるメニュー構成を意識しています。お客様の「WANT」行きたい、食べたいが溢れるカフェになることを願って。

▼カフェメニューはオリジナルのアート食器で提供

ISAI PARK内のCafe&Dining&Bar「無題」で使用する食器は、岩手県花巻市出身の陶磁器デザイナー・阿部薫太郎氏と共に制作しました。 カフェメニューを監修いただいたシェフ・藤田氏の提案をもとにサイズや形を決定。カフェのメニューに合わせて設計され、日常のひとときをより特別なものにする食器です。持ちやすさや使いやすさにこだわった全5種類。シンプルながら温かみのあるデザインで、カフェでの時間をより豊かに彩ります。今後はカフェでの使用だけでなく、一般販売も予定しています。

阿部 薫太郎(あべ くんたろう)氏プロフィール

撮影:野町修平 Shuhei Nomachi

陶磁器デザイナー・エンジニア 。1975年花巻市生まれ、大学院修了後、2000年 KONST FACK K&G(スウェーデ ン)に留学。2年間のタイ国陶磁器メーカー任務を経て2006年に帰国後、長崎県波佐見町を拠点とする。以降、陶磁器デザイナー、エンジニアとして国内外の企業、デザイナーとプロダクトを発表。2016年よりセルフメイドブランド 「REDUCTION FACTORY」を展開。 2020年より「zen to」、2025年 福島県 会津本郷焼「HONGOWARE」ブランドディレクターに就任。代表作に「HASAMI PORCELAIN」 「Common」などがある。

  • 阿部 薫太郎氏よりコメント

今回「ISAI PARK」のオープンにあたり食器制作を依頼され、お店での使用との事でしたので丈夫な方が良いと思い、磁器で有名な長崎県波佐見町にて制作する事にしました。オープンが決まっている日程での形状含め全てオリジナル依頼でしたので背筋が伸びつつ本気度が伝わりました。アーティストのアートが入って完成ですのでキャンバスとしての役割を果たすべく整えていったのですが、業務用使いの為の厚みや収納、また福祉の観点からの意図も細部に盛り込まれていますので ”親切な器” になったと思っております。私事ではありますが陶磁器デザイナーとして活動する前、岩手県内の福祉施設の職員として従事した過去があり、また偶然にも今回の食器を彩るアーティストがその利用者さんでもあるという縁も感じております。世界で活躍する企業であるヘラルボニーと協業出来たこと、また岩手の地でこれまで培ったノウハウをお披露目する機会に恵まれたこと大変嬉しく思っております。

 

【西海陶器株式会社|SAIKAI】

長崎県波佐見町で、ヒトとモノの架け橋として70余年。西海陶器株式会社は、陶磁器製品の企画・卸売をはじめ、創造拠点・商業エリア”西の原”やNPO法人”グリーンクラフトツーリズム研究会”を通して、 波佐見焼の伝統をつなぐ活動、 町の将来を見据えたツーリズム推進にも精力的に取り組んでいます。

https://www.saikaitoki.com/

起用作家/作品について

佐々木 早苗 / Sanae Sasaki るんびにい美術館 (岩手県)

絵画のみならず織り物、切り紙、刺繍など、いずれも緻密で色彩と構成の妙に富む様々な表現を生み出し続けている。彼女は一つの仕事に数か月から数年集中して取り組んだあと、不意にやめて別の仕事に移るのが常。現在彼女が打ち込んでいるのは、丸く切り抜いた紙をいくつもの色で同心円状に彩色し、塗り終わった紙を壁に並べて貼っていくこと。

作品名:(無題)

▼「いわてひだまり農園」利用者の方が施設外就労として参加

3月29日(土)30日(日)「いわてひだまり農園」と提携しISAI PARKで施設外就労として働いてくださることになりました。

<概要>

提携施設名:いわてひだまり農園

住所:岩手県滝沢市葉の木沢山555-5

就労形態:施設外就労

就労内容:カフェでの配膳など

日程:29日(土)30日(日)

▼3月29日夜にはDJ LIVE EVENTも同時開催

グランドオープンの夜は、BEAT MAKER/DJのMAHBIE氏が登場。唯一無二のグルーヴで、空間をやさしく包みこむビートライブを披露します。心地よく流れる音楽とともに、新たなISAI PARKの世界をご体感ください。

<概要>

日時:2025年3月29日(土)20:00-22:00
場所:ISAI PARK内 Cafe&Dining&Bar「無題」

事前申し込み:不要

MAHBIE(マービー)

BEAT MAKER / DJ。 2017年 JAZZY SPORT から 1st Album 「Space Brothers」を リリース。 その後数本の BEAT集・MIX CD を制作する傍ら様々なラッパーへの楽曲提供や、映像作品・ラジオドラマの劇伴等、活動は多岐にわたる。 2024年には最新アルバム「HEZING」をリリース。 好きな食べ物はカレーとラーメン。 ラッパー田我流の BACK DJ はいつしか9年目。

 

【ISAI PARK/Cafe&Dining&Bar「無題」について】

オープン日:2025年3月29日(土)

営業時間:10:00〜19:00(土曜日のみ22:00まで)

場所:カワトク百貨店1階 ISAI PARK内

住所:〒020-8655 岩手県盛岡市菜園1丁目10−1

定休日:カワトクの休館日に準じます