
株式会社ヘラルボニー(以下、ヘラルボニー)とJR東日本グループは、誰もが暮らしやすい共生社会の実現に向けた活動の一環として、これまでさまざまな場面で共創に取り組んでまいりました。
そしてこの度、ヘラルボニーが創設した国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2024」でJR東日本賞を受賞した岩瀬俊一氏の作品「インドネシアの影絵」がホテルメトロポリタン盛岡ロビーに展示されることとなりました。
今後もアートを通じた文化発信やクリエイティブな才能の発掘や連携を目的に、アートの持つ力や魅力を多くと方に伝える拠点となることを目指すJR東日本・ホテルメトロポリタン盛岡と共に、盛岡・岩手に根差した活動を続けてまいります。
■展示概要 場所:ホテルメトロポリタン盛岡 本館 1Fロビー (盛岡市盛岡駅前通1-44)
期間:2025年3月14日(金)~2025年12月31日(水) ※展示スケジュールは予告なく変更になる場合がございます
展示作品:岩瀬 俊一氏 「インドネシアの影絵」

■作家プロフィール

岩瀬俊一/Shunichi Iwase (やまなみ工房 滋賀県)
1973年生まれ。滋賀県在住。2008年から「やまなみ工房」に所属。ペンを用いて人物や動物等、モチーフが決まると彼独自の視点で余白を余すことなく、紙面全てにゆっくりと描き込んでいく。彼の内向的で真面目な性格が作品にも反映され描く線の一つひとつがとても丁寧で、まるで細い糸が絡み合っているかのように繊細に描かれる。日常では、ほとんど言葉も発することなく意見を求めても、顔を赤らめながら、か細い声で一言口にする程度しかない彼の作品からは、内に秘めた思い全てが放出され、訴えかける力強さに満ち溢れている。彼もまた自己を表現する術を作品制作に見出した1人であり、これからも彼の世界観は大きく広がっていくだろう。
■代表コメント

株式会社ヘラルボニー代表取締役Co-CEO 松田文登
盛岡の玄関口であるホテルメトロポリタン盛岡のロビーという素晴らしい空間に、ヘラルボニー契約作家さんの作品を展示できることを心から嬉しく思います。JR東日本様とヘラルボニーは、単なるビジネスパートナーではなく、インクルーシブな社会の実現という共通のビジョンを共有し、これまで多くの場面で共に手を取り合いながら進んできました。その歩みの中で、私たちはアートという力を信じ、街を、そして人々をより良く、より温かい場所へと変えていく力があることを確信しています。私たちはJRとともに、誰もが安心して暮らし、共に成長できるインクルーシブな街を作り上げていきたいと強く願っています。
■HERALBONY Art Prize(ヘラルボニー・アート・プライズ)とは

「異彩を、放て。」をミッションに掲げるヘラルボニーが創設した国際アートアワードです。世界中の障害のある表現者を対象に、一人ひとりの作家としての才能を評価し、さらなる活躍の機会を生み出すことを目的としています。
1回目の「HERALBONY Art Prize 2024」は、世界28の国と地域から924名の作家が応募し、1,973点の作品が集まりました。2024年8月より約1ヶ月半、展覧会「HERALBONY Art Prize 2024 Exhibition」を東京・丸の内で開催し、グランプリ受賞作品をはじめとする、全62作品が各国から集結しました。