株式会社ヘラルボニー 代表取締役Co-CEOの松田崇弥・松田文登が、文化庁より毎年度、芸術各分野で優れた業績を挙げた芸術家等を顕彰する伝統ある賞、芸術選奨において、令和6年度（第75回）芸術選奨（芸術振興部門）文部科学大臣新人賞を受賞したことをお知らせいたします。
2024年1月31日に国際アートアワード「HERALBONY Art Prize」の創設。また、2024年5月にはルイ・ヴィトンなどのメゾンを傘下に持つ世界最大の複合企業LVMHが設立した世界各国の革新的なスタートアップを評価する「LVMH Innovation Award 2024」にて、日本企業として初めてのファイナリスト18社に選出され、「Employee Experience, Diversity & Inclusion」のカテゴリ賞を受賞。その後、2024年7月にはフランス・パリを拠点とした子会社の設立等をはじめとする2024年の成果により受賞となりました。
■芸術選奨とは
芸術選奨は、文化庁において昭和25年(1950年)から芸術各分野において優れた業績を挙げた者、新生面を開いた者に対し文部科学大臣賞及び同新人賞を贈る伝統と歴史ある賞です。全12部門（演劇、映画、音楽、舞踊、文学、美術A、美術B、メディア芸術、放送、大衆芸能、芸術振興、評論）各部門において大臣賞、新人賞が選出されます。
第74回は、舞台芸術プロデューサーの川崎陽子氏、「鍵善良房」代表取締役社長の今西善也氏が受賞。
■受賞理由 文化庁ホームページより
松田崇弥氏と松田文登氏は、知的障害のある作家が手掛けたアートの、社会の中での流通を図るために、平成30年に株式会社ヘラルボニーを起業した。令和6年には「HERALBONY Art Prize」を創設したほか、パリにヨーロッパ支社を設立して海外活動の拠点とするという特筆すべき実績があった。著作権管理やライセンス料の適切な設定によって、知的障害のある作家が自立する道を開くという一見困難な挑戦を積極的にしている点において、高く評価したい。
■株式会社ヘラルボニー 代表取締役Co-CEO 松田崇弥・文登 コメント
挑戦しなければ、すべて可能性のまま終わる。実現したいのは、異彩の作品が、異彩のままに届けられ、実力通りに評価と対価を得られるシンプルな世界。自分の、福祉の、社会の、想像を常に追い抜いていけますように。
▼詳細は文化庁ホームページをご覧ください。
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/94177001.html
■HERALBONY Art Prize（ヘラルボニー・アート・プライズ）とは
「異彩を、放て。」をミッションに掲げるヘラルボニーが創設した国際アートアワードです。世界中の障害のある表現者を対象に、一人ひとりの作家としての才能を評価し、さらなる活躍の機会を生み出すことを目的としています。1回目の「HERALBONY Art Prize 2024」は、世界28の国と地域から924名の作家が応募し、1,973点の作品が集まりました。2024年8月より約1ヶ月半、展覧会「HERALBONY Art Prize 2024 Exhibition」を東京・丸の内で開催し、グランプリ受賞作品をはじめとする、全62作品が各国から集結しました。
HERALBONY Art Prize 2024 Exhibition（撮影：鈴木譲蔵）
HERALBONY Art Prize 2024 授賞式（撮影：橋本美花）
■「HERALBONY Art Prize 2025 Presented by 東京建物｜Brillia」、5月末より東京・丸の内にて展覧会を開催
2回目となる2025年は、「限界はない。障壁を越え、創造性を解き放て！」をテーマに掲げ、「HERALBONY Art Prize 2025 Presented by 東京建物｜Brillia」を開催。2024年11月13日から12月30日までの応募期間に本アワードに応募いただいたアート作品の総数は2,650作品。世界65の国と地域から、総勢1,320名のアーティストからの応募がありました。審査後、受賞作品の展覧会会期は2025年5月31日（土）から2025年6月14日（土）の15日間、東京・SMBCアースガーデンにて開催いたします。グランプリ作品は東京のほか、岩手・パリでの作品展示を予定しています。
▶︎サイトリンク：https://artprize.heralbony.jp/