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News Release
17.Feb.2025

プロバスケットボールチーム「岩手ビッグブルズ」の復興祈念試合・特別ユニフォームにヘラルボニーのアート起用決定

特別ユニフォームへの起用は5季連続。東日本大震災復興祈念試合に寄せて

株式会社ヘラルボニー(以下、ヘラルボニー)は岩手県のプロバスケットボールチームである株式会社岩手ビッグブルズ(以下、ビッグブルズ)の2024‐25SEASON特別ユニフォームのデザインを担当させていただきましたのでお知らせいたします。

 

ヘラルボニーのアートが特別ユニフォームに起用されるのは5季連続です。

【特別ユニフォームデザインについて】

■岩手ビッグブルズ様からのコメント

今シーズンも東日本大震災復興祈念試合という特別な想いを込めたゲームにおいて、ヘラルボニー様とコラボレーションできることを心より嬉しく思います。

力強く、絶え間ない復興への想いを胸に、多くの方々が走り続けた14年。改めて感謝の言葉しかありません。あの日、あの時に生まれた子どもたちも、来年には高校生になろうとしています。みなさんがつくりあげてきた、そして繋いできた沿岸の未来のバトンは、これからは子ども達に受け継がれていきます。未来の沿岸はどんなものになるだろうか。そしてどんなものにしていきたいか。子どもたちの想いを絵にすべく、今シーズン初めて「未来予想図」と題し募り、今後の道標にしていきたいと思っています。

今シーズンの特別ユニフォームの色は、「エターナルグリーン」。ホームゲームを行う宮古市の地域色を採用し、サイドには、未来への希望も込めたイエローを基調とした伊賀敢男留氏のデザインをマッチングしました。特別な想いの、特別な試合。素晴らしいユニフォームを身にまとい、選手たちはコートに立ちます。

 

■ヘラルボニーがデザインに込めた想い

起用アート
伊賀 敢男留「Summer」

2024‐25SEASONも特別ユニフォームを作成させていただけることを大変嬉しく思います。今回は「グリーンを基調としたボディーに合う色を」という考えのもと「黄色」を軸に選定しました。黄色は「歓喜・快活・光明・発展」という言葉を連想させるため、復興祈念試合に相応しい色だと思い決定しました。

また今年のテーマは「明日への希望」です。震災から14年が経ちますが、沿岸では「復興が進む一方で壁にぶつかることもある」と伺います。それでも明日への希望があれば生きる力が湧くはず、復興祈念試合はまさに生きる力を与えてくれるものになるはず、と信じています。

ユニフォームを彩る「Summer」を描いた伊賀敢男留さんは、絵を描く傍ら20年間チェロを習っているそうです。一つのことを続けることで見える、新しい希望の世界を伊賀さんのアートから感じていただき、この先も続く復興の道を照らす一助になれば幸いです。選手の皆さんが希望に満ちたユニフォームで力強く戦う姿を通して、会場全体が「明日も頑張ろう」と思える試合になることを願っています。

 

 

■作家プロフィール

伊賀 敢男留 Kaoru Iga

1988年、東京生まれ。2015年にアールブリュット立川に出展したことをきっかけに毎年作品を発表している。色鉛筆、パステル、絵の具と様々な画材を横断的に駆使するが、絵の具ではペインティングナイフを好んで使う。近年は抽象画に加えて具象画(静物画)を描くようになった。絵を描く傍ら20年間チェロを習っており、音楽を奏でる彼の真剣な眼差しが印象的である。会話は苦手だが好奇心が旺盛で、何事にも意欲的に取り組んでいる。HERALBONY2023キービジュアルモデルのひとり。

 

【特別ユニフォーム 着用予定スケジュール】

  • 2025年3月8日(土)9日(日)東京八王子ビートレンズ戦@盛岡タカヤアリーナ
  • 2025年3月22日(土)23日(日)新潟アルビレックスBB戦@宮古市民総合体育館(シーアリーナ)
  • 2025年3月29日(土)30日(日)さいたまブロンコス戦@盛岡タカヤアリーナ