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News Release
02.Sep.2024

ヘラルボニー、フランス・パリに新たに子会社「HERALBONY EUROPE」を設立

CEOには忍岡真理恵が就任。ライセンス事業を軸に現地企業との協業を目指す

株式会社ヘラルボニー(本社:岩手県盛岡市、代表取締役 Co-CEO:松田 崇弥、松田 文登、以下「ヘラルボニー」)は、2024年7月、フランス・パリに新たに子会社「HERALBONY EUROPE」を設立したことをお知らせいたします。新会社のCEOには、現COOの忍岡真理恵が就任いたします。9月より、世界最大級のスタートアップ集積施設「StationF」を拠点として本格的に活動を開始します。また、9月23日から10月1日の期間、パリ・ファッションウィークの開催に合わせて、自社ブランド「HERALBONY」の海外初となる展示会を開催いたします。

■2024年9月より、世界最大級のスタートアップ集積施設「StationF」にて活動開始

左からヘラルボニーCo-CEO 松田崇弥、HERALBONY EUROPE CGO 小林恵、HERALBONY EUROPE CEO 忍岡真理恵

9月より、世界最大級のスタートアップ集積施設「Station F」に拠点を構え、事業展開をしてまいります。主にフランスでの事業は、BtoB事業であるライセンスビジネスを主軸として欧州の現地企業との協業を目指します。ヘラルボニーが管理する2,000点以上の異彩作家によるアートデータを活用し、「障害」のイメージ変容に繋がる事業をグローバルに展開して参ります。また、現地の福祉施設などを通じて、新たに海外のアーティストとの契約締結に向けても取り組んでまいります。

 

当社は、今年5月、ルイ・ヴィトンなどのメゾンを傘下に持つ世界最大の複合企業LVMHが設立した世界各国の革新的なスタートアップを評価する「LVMH Innovation Award 2024」にて、日本企業として初めてのファイナリスト18社に選出され、「Employee Experience, Diversity & Inclusion」のカテゴリ賞を受賞しました。本アワードの受賞者として、LVMHの事業支援プログラム「La Maison des Startups LVMH」への参画が決定しており、個別のサポートを受けることでより円滑な事業拡大をはかってまいります。

■「HERALBONY」海外初の展示会をパリで開催

9月25日からはじまるパリ・ファッションウィーク(ウィメンズ)の期間に合わせ、パリ・マレ地区に位置するアートギャラリー「Galerie Christian Berst」で、「HERALBONY」の展示会を開催します。海外での展示会はブランド初となります。素材や製造工程など新しくアップデートをした、アートの力を最大限に引き出すシルクサテンのスカーフを中心に、新たなHERALBONYの世界をお届けします。

 

  • タイトル:Artistes et HERALBONY
  • 日時: 2024年9月24日〜10月1日 10:00〜18:00予定(一般公開)
  • ※9月23日は招待制・関係者のみ
  • 場所:Galerie Christian Berst
  • 住所:3-5 Pass. des Gravilliers, 75003 Paris

■HERALBONY EUROPE・CEO 忍岡真理恵

昨年秋にCOOとして参画して以来、「異彩を、放て。」というミッションに共鳴してくださる多くの方と共に事業を育ててまいりました。その中で、複数の海外での受賞の機会を得、2024年5月にはパリで開催されたViva Technologyで現地の方々にヘラルボニーの理念とプロダクトをお見せすることができました。来場者の方には「AIやテクノロジーが席巻する世界で、人間らしさに光を当てる重要な取り組みだ」とお言葉をいただくなど、ヘラルボニーが掲げるミッションの普遍性や、アートやクリエイティブは国境を越える共通項であるという確信を強くしております。まずはパリを拠点にヨーロッパへと、現地のアーティストの皆様と手を携えながら、ヘラルボニーの輪を広げていきたいと思います。皆様のお力添えを心よりお願い申し上げます。

■HERALBONY EUROPE・CGO 小林恵

2023年5月に初めてヘラルボニーとしてフランスへ視察に来た時から約1年半。ヨーロッパ各地の福祉施設・企業の方々と話す度、この地におけるヘラルボニーの事業の可能性を確信しました。フランスやオランダで障害のある人たちが働くカフェが都市の中心地にあり、当たり前に多くの方が利用している景色に、まさに自分達が目指していきたい世界の一端を見ました。現地の作家・福祉施設の方々からは、ヘラルボニーが障害のある作家にとって新しい社会の接続点となっていくこと、また現地企業の方々からは、ダイバーシティ&インクルージョンへの新しいクリエイティブなアプローチとして、期待を寄せていただいております。ヘラルボニーが世界中の障害のある作家と社会をつなぐ国際的なプラットフォームとなることを目指し、まずはヨーロッパ・フランスから新しい挑戦を開始して参ります。

■ヘラルボニーCo-CEO 松田崇弥・松田文登コメント

「ヘラルボニー第二創業」。

 

岩手「なのに」できるんだ。

アジア人「なのに」できるんだ。

障害がある人「なのに」できるんだ

 

ではなく

 

岩手「だから」できるんだ。

アジア人「だから」できるんだ。

障害がある「だから」できるんだ。

 

映画のように、震えるほどの挑戦。

世界で挑んでいきます。異彩を、放て。