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18.Jun.2024

新一万円札の顔!渋沢栄一氏のオリジナルアートを異彩作家・吉田陸人が手掛ける

7月2日より代官山 蔦屋書店にて特別展がスタート。お笑い芸人・又吉直樹さんをゲストに招いたトークイベントなども開催

株式会社ヘラルボニー(以下、ヘラルボニー)は、公益財団法人渋沢栄一記念財団(以下、渋沢栄一記念財団)とともに、渋沢栄一氏の思いを社会に届ける取り組みを実施します。その一貫として、ヘラルボニーと契約を結ぶ作家・吉田陸人氏がオリジナルアートを制作しました。関連イベントとして、「愛と公益 渋沢栄一が目指した世界」をテーマに、2024年7月2日(火)より7月15日(月・祝)の期間、代官山 蔦屋書店にて特別展を開催し、オリジナルアートの展示や関連グッズの販売を行います。また、本日より特設ウェブサイトを公開いたしました。

今年、2024年7月3日(水)に紙幣のデザインが刷新され、新一万円札に渋沢栄一氏の肖像画が描かれます。

渋沢栄一氏は、論語の思想と、起業家の才覚を併せ持ち、「道徳経済合一説」の考えのもと、「公益」のためのビジネスを志し、それを実現しました。銀行、鉄道、ガス、ホテルなど、日本に必要なビジネスを民間の立場で興したのはもちろん、福祉施設や女性の教育の場を設立・育成したり、街づくりなど社会課題の解決にも生涯をかけて取り組みました。渋沢栄一記念財団は、そんな栄一の考え方に共鳴した書生たちの勉強会「竜門社」にはじまる公益財団法人です。

 

今回の取り組みは、渋沢栄一氏の人間性、思想と事績を探求し、公益の追求や平和で道義のある社会の実現を目指して活動する渋沢栄一記念財団と、 「障害」のイメージを変容し、80億人の異彩がありのままに生きる社会の実現を目指すヘラルボニーの考えが共鳴したことをきっかけに、渋沢栄一の思いを伝える企画「愛と公益 渋沢栄一の目指した世界」が実現しました。

 

渋沢栄一氏の肖像写真に作家・吉田陸人氏が手を加え、彼の言葉と作家のアートが融合することによって、渋沢の目指した世界をより深く知っていただけると信じています。6月18日より特設ウェブサイトを公開するほか、代官山蔦屋書店にて7月2日(火)から7月15日(月・祝)まで、オリジナルアートの展示や関連グッズの販売などを行う特別展を開催します。

 

特設サイト:https://2024special.shibusawa.or.jp/

 

作品・作家紹介(一部紹介)

渋沢栄一の言葉:論語と算盤は一致しなければならない。

渋沢栄一が事業を起こす目的は、一人だけ、一つの会社だけの利益ではありませんでした。一人だけ富んでも、国全体は豊かにならない。第一国立銀行の設立にあたっても、多くの人の利益に結びつくように株主を広く公募しました。論語を行動の規範としてきた栄一は、個人を第一とするのではなく、公共の利益を追求し、弱い者を含めた、みんなを幸せにすることを考える「道徳経済合一説」を掲げていました。

渋沢栄一の言葉:学ぶ事はすなわち行う事である。行う事はすなわち学ぶ事

渋沢栄一は明治の日本で世界を知っていた人物の一人です。

1867(慶応3)年、27歳のとき、将軍名代、徳川昭武に随行して渡仏し、パリ万国博覧会を視察しました。当時の日本にはなかった欧州諸国の先進技術、社会の仕組み、経済に関する組織や制度を実際に学び、帰国後には、すぐさまそれを実践しました。学ぶ事と、行う事。その双方を繰り返す栄一の活動は、約500にものぼる会社の設立・育成につながり、日本の近代化に大きく貢献しました。

作家:吉田陸人(やまなみ工房/滋賀県)

絵を描くことが大好きな彼は、その時の自分が好きなこと、興味があることをモチーフに黙々と創作に取り組む。そんな彼の作品は興味の対象とともに作風が変わることもしばしば。自由な発想で描かれる彼にルールはなく、唯一は自分が楽しいかどうか、シンプルに純粋に創作へ向かう。ある日彼はたまたま目に入ったファッション誌を手に取り、思うままにペンを走らせ、落書きを始めた。その落書きは彼独自の感性と色使いで描かれ、とても不思議な作品に仕上がった。これからも彼がどんな作品を描くのかは、非常に楽しみで誰も想像できない。

7月2日より、代官山 蔦屋書店にて特別展を開催!

渋沢栄一氏の思想を伝える特別展「愛と公益 渋沢栄一が目指した世界」を代官山 蔦屋書店にて開催します。作家・吉田陸人氏が渋沢栄一氏の肖像写真に重ねて描いたオリジナルアートの展示のほか、関連グッズや書籍の販売をいたします。7月6日には、吉田陸人氏による公開アート制作のほか、スペシャルゲストを招いたトークイベントを開催します。

 

場所:代官山 蔦屋書店 2号館1階 建築デザインフロア(〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町17-5)

期間:7月2日(火)〜 7月15日(月・祝)

営業時間:9:00〜22:00(最終⽇ 20:00終了)

 

■スペシャルトークイベント

 

場所:代官山 蔦屋書店 3号館2F SHARE LOUNGE

 

トークイベント第1部 

 

日時:7月6日(土)15:00〜16:00

ゲスト:山下完和(やまなみ工房 施設長)、渋沢田鶴子(渋沢栄一記念財団 理事)

MC:竹田芳幸(コピーライター)

定員:60人

 

オリジナルアート制作の裏側にあるストーリーや、今回の特別展の開催に至った経緯について詳しく語ります。プロジェクトが始まったきっかけや、異彩作家がアートを通じて表現する力など、渋沢栄一が目指した世界について話しながら、障害のある方の可能性や、社会的な課題への取り組みについて双方の見解を交わします。

 

トークイベント第2部 

 

日時: 7月6日(土)16:30〜17:30

ゲスト:又吉直樹(お笑い芸人)、松田崇弥(ヘラルボニー 代表取締役 Co-CEO)

MC:小川紗良(文筆家・映像作家・俳優)

定員:60人

 

お笑い芸人、小説家、そして俳優としても活躍する又吉直樹さんをお招きし、コメディや小説を通じて価値観や思想を人々の心に訴えかける方法や、ヘラルボニーが目指す社会、アートが社会に与える影響や変革力について、それぞれの視点から語ります。「お笑い」や「アート」が持つ力を通じて、社会にポジティブな影響を与える方法について探求します。

 

※トークイベントは事前のお申し込みが必須となります。下記URLよりお申し込みください。

https://forms.gle/e1r3LzSHz6KwT1bh6

■異彩作家 吉田陸人氏による公開アート制作

 

日時: 7月6日(土)14:00〜14:45

場所:代官山 蔦屋書店 2号館1F 展示スペース

 

イベント情報は以下の特設サイトにて随時更新いたします。

特設サイト:https://2024special.shibusawa.or.jp/

■オリジナルグッズ

※Tシャツは非売品です。

左上から右回りに

・ポストカード:330円(税込)

ドリップバッグコーヒー:583円(税込)

・ステッカー(3種セット):1,540円(税込)

・エコバッグ:3,300円(税込)

 

■プレゼントキャンペーン

特別展期間中、新一万円札でお会計してくださった方にスペシャルステッカーをプレゼント!さらに、関連書籍をお買い上げの方にはスペシャル栞をプレゼントいたします。

 

※お会計ならびに配布場所は2号館1階のレジのみになります。

関連書籍は展示場所内にございます。

ステッカー、栞はなくなり次第終了となります。

 

<STAFF>

クリエイティブプロデューサー:朴里奈(ヘラルボニー)

プロジェクトマネージャー:吹田奈穂子(ヘラルボニー)

ビジネスプロデューサー:新井博文、亀山紘治(ヘラルボニー)

コピーライター:竹田芳幸

アートディレクター:落合剛之(TAMBO)

デザイナー:田辺大弥(TAMBO)

WEB制作:ASA DIGITAL

 

渋沢栄一とは

渋沢栄一は1840(天保11)年、現在の埼玉県深谷市に生まれました。

農業・商業を営む家業を手伝うかたわら『論語』などを学びました。

尊王攘夷思想の影響を受けますが、縁あって一橋慶喜(徳川慶喜)の知遇を得て家臣となりました。

1867(慶応3)年、パリ万国博覧会に参列する将軍名代、徳川昭武に随行して渡仏し、ヨーロッパの進んだ文明に触れ、感銘を受けました。

明治維新となり帰国した栄一は、「商法会所」を静岡に設立、その後、明治政府に出仕し、民部省そして大蔵省の一員として新しい国づくりに深く関わりました。

1873(明治6)年に大蔵省を辞した後、 第一国立銀行をはじめ約500にのぼる会社の設立・育成に尽力しました。

栄一は、「道徳経済合一説」を主唱し、実践し続け、企業を発展させ国全体を豊かにすることを目指しました。

さらに、約600の福祉や教育、東京の街づくりなどの社会公共事業の支援や民間外交にも取り組み、日本近代社会の基礎づくりに大きく貢献しました。